男性へのプレゼントの定番といえば真っ先にネクタイが上がると思います。
ビジネスに加え様々なセレモニーでの使用機会の多いネクタイは、たとえ沢山持っていてもかさばらず、消耗品なため男性にとって貰って嬉しいものです。
特に毎日仕事でスーツを着用する方にとって、ネクタイは相棒ですから実用的で喜ばれるでしょう。
でも、ふとプレゼントにネクタイを選ぶって何か意味深じゃないかな?
と思った貴女に、旅するネクタイ屋を運営しているもれっちが、ネクタイをプレゼントする意味について、昔から言われている解釈に、現代の風潮を交えて解説いたします。
ぜひ、プレゼント選びの参考にしてみてください。
目次
ネクタイをプレゼントする本当の意味【昔の考え方と現代の風潮】
ポイント
昔:束縛・愛情
現在:好意・応援
一昔前の束縛!!愛してる!!のような意味合いの強いプレゼントだった風潮から、もうちょっと軽いフランクな意味合いのあるプレゼントへと推移しています。
首ったけという昔の解釈
- 束縛や愛情という意味合いが強く重たいイメージを持たれていた。
- 渡す男性との立場関係に注意が必要で難しいプレゼントであった。
現在の心理と本音
- 好意や応援というライトな印象のプレゼントで使われるようになってきた。
- 貰う方も実用的なものを欲しており、選ぶ方が大変になってきた。
なぜそうなった?ネクタイをプレゼントする意味
あなたに首ったけ(昔)
昔は、ネクタイをプレゼントする意味は、ネクタイは首に巻き結ぶアイテムという用途から『あなたに首ったけ』というひねりの効いた意味に捉えられ、結ぶという点から束縛の意味があるというふうに解釈されていました。
そのような言葉遊びとも取れるようなとこはら派生した価値観が現在も知識としてある程度残っているので、
貴女はふと、もしかしてネクタイをプレゼントしたら何かマズイかも?と感じてインターネットで調べ、この記事を読んでいただいているのだと思います。
本当の意味(今)
女性が男性へネクタイをプレゼントする意味は近年、重たいプレゼントという昔のスタンダードだった価値観がどんどん薄れており、
現代の20-30代半ばの世代のマジョリティは一昔前の『あなたに首ったけ』からの一連の考え方を真にとらえず、この意味をシャレ感覚で解釈している。
昔:ネクタイをプレゼントする=愛(束縛重たい)
という一般的な捉え方の意味合いは近年弱くなっており、プレゼントをする相手との関係性によっては応援の意味合いが強くなっている。
近年:ネクタイをプレゼントする≒好意(応援)
しかしながら、ネクタイは現代でも好意を抱いている相手にプレゼントする物の代表選手である事には変わりなく、まだその考え方はマジョリティであり、好意(応援)のように位置付けられる。
ネクタイをプレゼントする意味【男性の立場別】
プレゼントを選びに来店いただく女性のお客様とお話しさせていただく中で、よく出るシュチュエーション別(相手の立場)にネクタイをプレゼントする意味を解説します。
20代彼氏
- 20代前半:仕事頑張ってね!かっこよくスーツ着こなしてね!のような意味
- 20代後半:早くプロポーズしなさいよ...なんて意味も込められます...
40代彼氏
- 頑張る貴方へのご褒美(いつもありがとう)
夫
- 仕事を頑張ってねという意味(え?昇級まだ?って意味は…ないと思います)
- 仕事中のお守り・束縛(変な女が寄ってきたら蹴散らすわよ)
- 愛情(いつもあなたの側についているから頑張りなさい)
男性(付き合ってない)
- 祝福(感謝、応援の意味)
- 好意(あなたに気があります…)
男性の本音としては実用的な物なのでもらって嬉しいです。
選び方の注意点としては、高価すぎるもの(2-3万円)は避けましょう。
男性(付き合う前)
- OKの返事をしたようなものです。(早くプロポーズして下さい)
胸の踊るシュチュエーションです。
上司・同僚
- 尊敬・感謝の気持ち(上司の場合、慕ってくれてたんだ、ありがとうって思われます。)
- 祝福(日頃の感謝)
- 好意(万が一、この子俺に気があるんじゃ…って本人に思われたり、他の同僚に思われたら都合が悪い場合、複数人でプレゼントしましょう。)
新社会人
- 祝福(節目のお祝い)
友人
- 祝福(日頃の感謝、仕事で使うだろうし頑張ってねという意味)
- 好意(万が一、俺に気があるのかも…など本人に勘ぐられたりしたら都合が悪い場合は要注意)
同性
- 応援(男同士の仕事に対するエール)
この上なく嬉しいでしょう。
韓国人
- あなたをずっと離さない
- あなたに夢中でぞっこん
お隣韓国でも日本と似たような意味があるそうです。
特に相手と恋人関係ならおすすめのプレゼントとされています。
【注意!NGな色】男性の本音・ネクタイプレゼント
ここまで読んでいただきネクタイのプレゼントする事についての意味は理解していただけたと思います。
次に注意点を解説していきます。
難しいことは何1つありません、皆さんが感覚でわかる範囲の事です。
評判が良くない色
- 紫
- 黄など
使用用途があって渡すならOKですが、何も考えずにこういうのを選ぶとフリマサイトで売られ、枕を濡らす可能性があります。
タブーとされている色
- ビビッドカラー
- 蛍光色
使い辛く、コーディネートが難しい色
【注意!NGな柄】男性の本音・ネクタイプレゼント
次は柄についてですが、こちらも感覚でわかる範囲の内容です。
評判が良くない柄
アニメ・キャラクター物
先に言っておくと、使用シーンと、お相手男性のキャラや価値観によります。
一般的なビジネスシーンでの使用を元に解説します。
これらアニメキャラクター物の柄ネクタイに対する男性側のマジョリティーはNGだったり迷惑という意見となり、もしこれを選ぶとすれば注意が必要です。
ジブリ
さりげない物ならアリかもしれないが非常に難しい。
ミッキー
さりげないデザインならアリかもしれないが、一目でミッキーとわかってしまったりするのは特に評判が悪い。
ディズニー
ディズニーとわかり辛い柄物ならアリかもしれないがイメージ的に非常に難しい。
スヌーピー
柄がさりげない物ならアリかもしれないが非常に難しいので避けるのが賢明。
タブーとされている柄
子供っぽい柄
ネクタイは基本スーツに合わせ、フォーマルやビジネスで使うものなのでエレガントさは必須です。(カジュアル用途でプレゼントするならOK)
【注意!NGな渡し方】男性の本音・ネクタイプレゼント
もちろんですが、みんなの前(同僚など)で渡すようなことは避けた方がいいです。というか避けてください。(同僚などに冷やかされたりで、相手に迷惑をかけない為)
お渡しする際のポイントは次の3点です
- 他人に見られないところで渡す(特にそれぞれの知人がいないレストランなど)
- 二人きりで渡すとGOOD(お互いに周囲の目を気にしなくていい)
- あたかも自然に二人きりになった状況で渡すと最もポイント高い
ネクタイをプレゼントする意味まとめ【現代の風潮】
一昔前は束縛や深い愛情の意味合いの強いプレゼントだったが、愛情というキーワードは残りながらも、好意や応援などの一般的なものに変化し定着している。
選び方に関しては以下の記事を参考にしてみて下さい。
これもネクタイって言うの?【おまけ】
ネクタイには、以下のような兄弟が存在します。
これらもネクタイの一種としてグループ分けすることも可能ですが、プレゼントする意味に関しては、今まで述べてきたネクタイとは異なり、
現代においてはこれらをプレゼントする深い意味は特にない言えます。
- アスコットタイ
- 蝶タイ(ボウタイ)
- ループタイ